会員 | 役員・理事 | クラブの設立時の状況 | 歴代会長 |
会長ご挨拶
2022 – 2023年度 クラブ会長方針
「ありがとう、70周年!次代へ恩送り(おんくり)を」

会長 小野 正師
昭和27年(1952)12月17日に創立された我が新居浜ロータリークラブは、お陰様で創立70周年の記念すべき年を迎えます。
70年前に行われた「新居濱ロータリークラブ発会式」の資料を拝見する機会を得ました。そこには、初代会長・原田珍重(よししげ)氏の熱い念いのこもった格調高いご挨拶が載っておりました。その中の一文に「私はこのクラブを最も友好的な楽しい和気藷々たるものに育てあげたいと考えて居ります…」と、記されております。そして、その精神が今も大切に受け継がれているのが我がクラブの自慢のひとつでもあります。
さて、この70年間の歴史と過去に思いを馳せる時、まずはご縁のあった数知れぬ先人たちからのクラブへの強い愛念と友情、この地域を大切に守り育てていただいた奉仕の真心と継承に心からの敬意を表します。今日あるのは、多くの先輩方が連綿と築き上げて下さった志の賜物であります。その積み上げられた徳の数々に対し、どう恩返しをしていくのかをずっと考えておりました。
そして気づいたのは、個人に置き換えた時に親への恩返しや親孝行も大切ではありますが、親が本当に喜んでくれるのは何であろうかと自問自答した時に出てきた答えが「恩送り(おんくり)」という言葉でした。恩送りとは、自分が受け継いだものをより良くして次の時代(世代)に申し送っていくことだそうです。親から子へ、そして子から孫へ、育てていただいた恩に感謝 するのはもちろんですが、それ以上にこの地域や社会を含めたより多くの人々に喜んでいただけるよう、更に進化させて届けていく。そのことが、今ある我々に与えられた重要な使命であり役割であると思い至りました。新年の風物詩である、あの箱根駅伝のように、私達も精一杯の力を出し切り、その後次のランナーにタスキを繋いで行きます。次の80周年、100年先の明るい未来を夢見て、過去を振り返りつつ今ある新居浜クラブの宝物を更に磨いて引き継いで参ります。
それは、TakeよりGiveの精神である「誰かのための自分」という概念、すなわち「奉仕の心」。次に、より良い明日のために今日があると言う「未来思考」。そして、自分たちの理想を追い求め実現していく「自己実現思考」が我がクラブの根底にずっと流れ続けていたのです。
そして、RI初の女性会長であるジェニファー・ジョーンズ氏のテーマ「IMAGINE ROTARY」(想像しよう ロータリー)、第2670地区 八田光ガバナーテーマ「変化をもたらす人になろう!」(Be a Change Maker!)の言葉を胸に刻み、心して一年間歩み続けたいと思っています。
先の見えない不安が続くコロナ禍の中ではありますが、常に明るい希望を夢見てマイナス言葉をできるだけ使わず「はい、喜んで!」とのプラス思考で工夫し、私生活も仕事も奉仕活動も前向きに捉えていきたいと思います。これからの一年は、通常のRC活動と70周年が重なり多少忙しくなりますが、どうか倍増のご支援ご協力を宜しくお願い申し上げます。
会員
役員・理事
クラブ設立時の状況
歴代会長